スティーブン・スピルバーグ監督 2001年公開映画A.I. を見た感想

A.I.映画の概要

映画概要

監督‥スティーヴン・スピルバーグ

公開‥2001年

映画時間‥2時間26分

出演‥

ハーレイ・ジョエル・オスメント(デイビット役)

ジュード・ロウ(ジョー役)

フランセス・オコナー(モニカ役)

ジェイク・トーマス(マーティン役)

個人的評価‥★★★☆☆

A.I.映画あらすじ

地球温暖化の深刻化から貧困も進み、子どもを持つことも制限される社会。

人間と見分けのつかない高性能のロボットが人間の仕事をこなすなど、人間とロボットが共存している近未来に「愛を感じることのできる子ども型ロボット」を造ることを提案・実行したアレン・ホビー教授。そして完成した子ども型ロボットのデイビット

デイビットはモニカを母親として認識し、夫妻との3人暮らしがスタートするが、その後間も無く冷凍保存で5年も眠り続けていたモニカの実の息子マーティンが奇跡的に目を覚まし家に戻ってくる。そこから4人での暮らしが始まるが‥。

映画A.I.を見た感想(ネタバレあり)

真逆の評価!?見る人によって感想が全然違う

このA.I.という映画、見た方の感想が「ロマンチック、親子の愛、切なくて感動」の他、「怖い、気持ち悪い、不気味」と全くの真逆な評価も見かけ、見る人によって感じ方が全く違う面白い作品だな〜と興味を持ちました。

実際に見て感じたこと

私の場合、2時間越えの長編にも関わらず、その時間を感じさせない世界観にしっかり引き込まれました。

ちなみに2022.2月に鑑賞。20年以上前の作品ということに驚きつつ、きっとこの当時よりも地球温暖化の進行・AIの認識や技術が発達している現在、なんだか少しリアルに感じられるといった不思議な感覚になりました。

主に人間とロボット・ロボットとロボット、との関わりから生まれる物語ですが、2時間30分ある中でいろいろなロボットが出てくるからか、なんだか前半と後半で映画の雰囲気も全然違っているように感じ、飽きることなく物語に入り込んでいました。

母親に愛されたい。という本能的に自然であろう感情も、ロボットでは異常で、人を愛する目的に造られたロボットだからこそ生まれた感情。

私の場合、映画を見て感じたのはどちらかというと前者の感想同様の「切ない」でした。

デイビットがロボットだと忘れてしまうほど、母親の愛を求めて考え行動するその姿にはしっかり泣かされました。笑

でも同時に、人間とは違うロボット特有の笑い方や母親の愛を求めるあまり少し狂気的にも見えてしまうデイビット。

「不気味」という感想を抱く人たちの気持ちも理解できました。

立場が変わると見え方も変わる、きっとそんな作品だと思う

この映画A.I.は、デイビットの立場になって物語を見ると人間たちが意地悪だし身勝手だしで、「なんて無責任な!!」と怒りたくなったけど、

意地悪しちゃう息子マーティンの立場になって見ると、知らぬ間に自分の代わりの存在となるようなロボットの弟が家にいて、困惑したり不安になったり…すぐ受け入れるなんて無理だし、まだまだ甘えたがりの年頃で母親を独り占めしたくなって挑発しちゃう気持ちも理解できる。

母親であるモニカもデイビットへの愛情を感じつつ、マーティンに危害が加えられる危険性は排除しないと、という考えになるのも分かる。大切なのはどちらか、選択を迫られたらそれはやっぱり実の息子を選ぶだろう。

その行動に至った背景がきっとそれぞれにあり、立場を変えたら誰が悪いとかでなく皆それぞれに思いがあった。きっとただそれだけ。

でも個人的には、人間であってもロボットであっても、相手を適当に扱っていい理由にはならないと思う。

そして廃棄されるのを防ぐために捨てる、というモニカなりにデイビットを守るためにとった行動は、ちょっと残酷だったと思う。

アレン・ホビー教授は、妊娠許可の降りない夫婦の願いを満たす&新しい市場を開拓できる、という目的で愛することのできるロボット=デイビッドを実際に造り上げたけれど、

物語冒頭に「人間がロボットに愛を返すことも大事なのではないか」

ロボットが真に人間を愛するなら、それを受ける人間にも責任が生じるのでは?

と教授に意見する女性のそのセリフが、映画を見終わった後にも印象に残っていて、つまりそれをすごく考えさせられる物語だった。

お互いに愛を与え合える間は問題ないけど、そうじゃなくなった時、愛を求めることをプログラミングされているロボットはずっとそこに縛られ続けてしまう。

もし夫婦が亡くなったら…ロボットはずっと亡くなっている両親からの愛を求め続け悲しい思いをするのかな、などちょっと勝手に色々考えて悲しくなった。

この映画を見て、すごーーーく難しいテーマだけど、愛には責任が生じるのか。を問いかけられているような気がした。(勝手に)

リアルを求めて造ったことであえてリセットボタンをつけなかったのだとしても、人間とロボット、お互いのためにもリセットボタンは必要だったんじゃないか?という結論に至りました。笑

これが大人対大人(人間と大人型ロボットの恋愛話とか)だったらまた感じ方も違ったのかも。

ロボットではあるけど、子どもと母親、という関係性があって私は切なく感じたんだと思う。

ちなみに最後は号泣でした。笑

受け取り方はさまざまだと思いますが、あれはあれで私的にはハッピーエンドのように感じました。

20年も前の作品とは思えない!

見るタイミング、年齢が違ったら、きっとまた違う感想が生まれたと思う。

それが映画の面白さ!!

おうち時間のおともに映画、おすすめです(⌒∇⌒)

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